手作り石鹸に使うモールドシートの柄を失敗せずに型出しするコツ
桜模様の石鹸を作りました。
プリティグッド工房さんのモールドシート9cm幅を使用。
ここのモールドシートは模様が深めでクッキリと模様が出るから好きです♪
プリティグッド工房さんのHP
テクスチャーシートを使うと、柄がボソボソになる、気泡が入る、シートが上手く剥がれない、という事があります。
せっかくの可愛い模様が台無しにならない様、私が気を付けている点やコツを紹介します。
テクスチャーシートの模様をキレイに出すコツ
- ハードオイルを40%以上にする。
パームオイル20%、ココナッツorパーム核オイル20%の比率でハードオイルを使う事が多いんですが、トータル40%以上で失敗した事がありません。
ちなみに、ワセリンやホホバオイルをシートに塗っておくという面倒な事もしていませんが大丈夫♪ - トレースはケチャップくらいの固さに。
ゆるめのトレースで模様に入る気泡を防ぎます。 - 注ぐ場所は角1点だけに集中させて、ゆっくり少しづつ入れる。
一点から流し入れて、横に生地を広げていく事によって細かい模様の隅々まで行き渡らせます。
ボウルから直接入れるといっぺんにたくさんの量が出やすいので、注ぎ口のある容器に移し替えると注ぎやすいです。 - 石鹸生地が完全に冷えきってから型出しする。
通常、保温から24時間以上経ってから型出しすると言われています。
この時点でまだ保温箱の中が室温よりも温かい・モールドがまだ温かい時は石鹸が柔らかい事が多いし、鹸化真っ只中。
24時間以上経っていても、このような状態ならまだ保温箱に入れておきます。 - 型出し前に、必ず石鹸の固さを2つの方法でチェックしてみる。
●ゴム手袋をはめた指で石鹸の固さを確かめる。
●四角いシリコンモールドをちょっと広げて、モールドに生地が付かないか確認。
もし、指で押してみた時にこんにゃくのような固さならまだ型出しは早すぎます。
モールドに生地が付く様であれば、テクスチャーシートにも同じ現象が起きる可能性大です。
この状態でシートを剥がすと、せっかくの素敵な模様がボソボソになってしまいます。 - ここまで問題なく型出しまで出来たら、あとは最後に生地にまだ付いているテクスチャーシートを剥がすだけ。
角から少しづつゆっくり剥がして完成です♪
それでもシートを剥がすのがまだ不安!という場合は
確実にキレイに出したいと、あまり長期間モールドに入ったまま放置すると、今度は固すぎてカットできない!
カットの途中で割れてしまった…
となるかもしれません。
冷凍庫に入れる程の必要はないと思うので、玄関等の涼しい場所に数時間置いてからシートを剥がす。
もしくは30分程、冷蔵庫に入れてから剥がすという方法もあります。
ソフトオイルが多いレシピは冷蔵庫作戦した方が安心です。
石鹸の鹸化を遅らせる原因にもなりかねないので、実際に石鹸を使用する前にしっかりペーハーチェックをしてから使う事をオススメします。
最後に参考の為、今回作ったオイルレシピ
ハーブ・アロマを楽しむナチュラルソープのつくりかた―手づくり石けん・香りと色のバリエーション20
- 作者: 梅原亜也子
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2012/02
- メディア: 単行本
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