手作り石鹸にメントールを入れる方法のいろいろ
せっかく6月初旬にメントールを購入したと言うのに、7月も半分過ぎてやっとメントール入り石鹸を作りました。
このスースーする石鹸、解禁は8/20辺りだけど札幌だと1ヶ月くらいしか使えないのではないだろうか・・・
作るの遅過ぎた・・・
もう使いたいくらいの気温なのにね。
メントールを加える方法はいくつかあります
メントールはこんな感じの結晶になっています。
メントールを入れるタイミングや方法は人それぞれ。
ざっくり分けると
- オイルとメントールを一緒にしてから加温して溶かす方法
- エタノールでメントールを溶かしてトレース後に入れる方法
- メントールを細かく砕いてからトレースの出たソープ地に混ぜる方法
- 精油を使う場合は、精油にメントールを溶かしてトレース後混ぜる方法
こんな感じでしょうか。
1は一番メントールが加温される時間が長いです。
それだけメントールが揮発する環境が長くなるという事です。
2はソープ地の鹸化を早めるエタノールを使うのがちょっとリスキー。
型入れ直前に混ぜたとしても、ボテボテにならないとも限りません。
特にデザインをしたい場合は避けるべき方法です。
3は私が採用している方法です。
乳鉢でゴリゴリと砕いて粗塩程度になるまで細かくしています。
結晶が大きいと、溶けきらない可能性があるからです。
4も悪くはありませんが、精油の量とメントールの量によっては溶けきらない可能性があります。精油1%とかだとまず溶けきらないと思った方がいいです。
石鹸に入れる場合に押さえておきたいメントールの特性
- 揮発性である
- アルコールに溶ける
- オイルと混和する
- 融点は43℃(43℃以上で結晶から液体になります)
メントールは肌刺激のある素材なので、メントール入り石鹸を洗顔に使うのは気をつけた方がいいと思います。
私は肌が丈夫ではないので、身体以外には使っていません。
メントールの配合量は人それぞれ
初めてメントール入りの石鹸を作る方は、きっとメントールをどれくらい入れたらいいのか迷われると思います。
参考までに私はオイル600gで石鹸を作る事が多いので、オイル600gに対して20gのメントールを入れています。
パーセンテージにするとオイル総量に対して約3.5%。
スースー加減は好みがあると思うので1%から試されるのが良いかもしれません。
他のソーパーさんのblogとか読んでると10%入れちゃう方もいますしね、いろいろです。
同じ量を入れても、保温時の温度だったり、メントールを混ぜる方法、石鹸を使う時に作ってからどのくらい時間が経っているかによっても使用感が変わってくるので『3%じゃ全然スースーしない』という人もいれば『3%では私には強過ぎた』等、同じ割合でもいろんな感想がある気がします。
好みもあると思いますけどね。
今回私の作ったメントール入りのさっぱりセサミ石鹸
セサミオイルがメインの石鹸が好きなんで、今回もセサミオイル50%配合しています。
最近マーブル模様にしてなかったんで、久しぶりのマーブル。
洗い物を減らすため、色付けしていないソープ地をある程度モールドに入れた後、残りのソープ地に色材を混ぜて更にモールドに追加。
モールドの中で下から掘り起こすようにざっくり5〜6回だけ混ぜました。
側面から見ると、ただ上に水色の生地を乗せたようにしか見えませんね。
この石鹸を作った日は札幌も暑く、夜になってもずっと暑かったんです。
なので、しっかりジェル化していました。
まるでシリコンモールドから型出ししたかのように側面がピッカンコ!!
なんだか気持イイ♪
カットしたらこんな感じでした。
マーブルはカットしないと模様が分からないところが、ワクワクしますね♪
今回の石鹸は保温時の温度が高めだったのと、2日半ずっと保温箱に放置プレーだったんで、いつもよりメントールが弱い仕上がりになったんじゃないかと予想。
ただ石鹸自体は、しっかりジェル化したので肌あたりは柔らかいんじゃないかな。
こんな風に予想した事と、実際の使用感を記録しておくと次にレシピを立てる時の参考になるので、私は毎回Evernoteにこんな事も記録しておきます。
最後に、記載忘れてましたがメントール入りの石鹸は柔らかく仕上がる事が多いので、気になる方はハードオイルをいつもより10%程多くしてもいいかもしれません。
セサミオイル(太白胡麻油)は↓これが安いので、いつもここから買ってます。